今から約350年前の江戸時代のこと。
5代目将軍・徳川綱吉(つなよし)は生類憐みの令で有名ですが、
私はこの人の誕生日を知らない時点でピンときて「魚座だろうな。私と同じこと考えてる」
ツナと同じ地位に生まれたら、寸分違わず同じことをしますね。
でウィキペディア見たら案の定。
生類憐みの令で有名な【徳川綱吉】
保護対象は、捨て子や病人、高齢者、そして動物である。
江戸には35か所の「おふれ書き」の設置場所、高札場(こうさつば)があった。
人がよく見る場所に建て、法令をお知らせするためのもの、いわば町内掲示板。
犬に限らない。
・馬にたくさんの荷物を背負わせたら虐待なので、極端な荷積みを禁止。・馬の筋繊維(きんせんい)の切除禁止。当時は馬の乗り心地をよくするため、筋繊維に切れ込みを入れることがありました。
・江戸では虫を集めて音を聞く「虫聞き」が流行しているが、虫を利用するのは虐待なので禁止。
・犬、猫、ねずみに芸を教え見世物にしてはいけない。
・イモリを竹筒に入れ、生きたまま火を付ける黒焼きもダメ。
※イモリの黒焼きは当時流行したほれ薬で、オスのイモリの黒焼きを自分にふりかけ、メスのイモリの黒焼きを好きな相手にふりかければ、お互いに引かれて相手がふり向いたといわれていました…
なにその黒魔術。・どんな小さな虫でも殺生したら罰。
・病気の牛馬を捨てること禁止。
・江戸城において、鳥・貝・エビを料理に使うこと禁止。
・大名や武将の鷹狩りや狩猟禁止。狩りによる殺生を禁じるためだけではなく、鷹の餌となる犬の保護目的。
・動物が食べ物や水を欲してるのに与えなかったら罰。
・野良犬が居つかないように食べ物をやらないのは不届き。
・犬や猫のケンカを見かけたら触れずに仲裁せよ。
・大八車(だいはちぐるま)で犬やネコを轢かないように注意すべし。
・旅人が病気になったら、宿の主は追い出さずに手厚く看護せよ。(当時は旅人が具合悪くなると「宿がけがれる」という理由から追い出し、旅人が死ぬまで放置していた。)
・捨て子、子殺しを禁止。育てられない場合は里親希望者に引き渡してよい。
・妊娠の状態や出産の状況(流産したのか、無事に生まれたのか)、
子が7歳になるまでの死亡、奉公、養子等の状況報告を大家や地主へ行うこと。・犬の外見の色や特徴、性別、どこの家に何匹いるのか申告せよ。(後期は犬を登録制にし、安易に殺処分できないようにした)
など、とにかく動物や弱者をいたわるべし!!と20年強の間、135回も看板が立てられ、役人や回覧書を通して公布されました。1年に約6回、2か月に1回ペースです。
繰り返ししつこくお触れが出されたのは、細かすぎる内容で煩わしく思われ、庶民がなかなか守らなかったからですww
やや過激なようにも思える内容ですが、実際のところ約24年の間に島流しなどで罰を受けたのは計69人、うち死刑は16人。(庶民がどうせ言うこときかなそうだから、わざと厳しめに盛ってたんだな。同じ魚座だから何を考えてたか手に取るように分かる)
死刑になったケースは【意図的に悪意を持って動物を殺した場合】のみです。今で言うところのニュースになるほどの動物虐待をした場合のみ死刑になったのでした。
動物虐待のレベルによって処罰内容が変わり、やむを得ない事情や正当性があればきちんと無罪釈放されていました。
生類憐みの令の対象は、牛馬などの家畜や犬、猫を始めとして、
魚や猿、鳥、亀、蛇、虫、爬虫類にまで及んでいました。このような動物愛護の精神が生まれるのは、外国においても19世紀以降。
綱吉は150年も早く動物保護を訴えていた。やり方については様々意見があろうが、
そこまで動物を気に掛けるとは…。綱吉が慈悲深く優しい人物であったことは間違いあるまい。綱吉は、将軍になる以前から
『上に就く者が仕事を疎かにすれば、民もまた仕事を疎かにしてしまう恐れがある。だから、上に就く者は身を慎み、職務を全うし、年貢を納め、下役に任せきりにするのではなく自ら率先して職務にあたることが肝要だ』と言っていました。
素晴らしい将軍です。
綱吉は、隆光(りゅうこう)というお坊さんから、
「あなたは前世で動物を殺してしまったので、後継ぎの男の子が生まれないのだよ。これからは、動物を大事にしなさい。特に戌年(いぬどし)生まれなので犬を大事にするように」と言われ
これを真に受け「生類憐みの令」を出したというのが通説でしたが、現在は
「生類憐みの令は隆光と出会う前からボチボチ始まっていた」説が真実とされています。
綱吉のホロスコープを見ると【そのまんま】なので、ただホロスコープ通りに生きただけなのです。
まず10天体に逆行無しなので【天然ボケ】な人。まっすぐ。考えない。
性格に屈折したところがなく、素直で人気を得やすいキャラなので大統領とか指導者の地位に適性あり。
太陽・月とトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)のアスペクトがすごい。
ぶっとんだ変人、常識はずれで突拍子もないことをする人。
太陽と天王星、海王星、冥王星のスクエアがガンガン効いてます。異端児、奇才。
現代なら常識を根底からひっくり返すような福祉ビジネスをやる起業家となり、社会に風穴を開けるタイプ。
太陽は「慈悲慈愛、弱者救済、社会福祉」を意味する魚座です。魚座を「天使座」と呼ぶ占い師もいます。自分を犠牲にして他者に尽くすほど優しいのが魚座。
魚座1度のサビアン「公共の市場」感受性が強く、世の中にあるものをオープンに平等に受け入れ、おおらかで差別しない人。
魚座は魚眼レンズというように、心の視野が非常~に広いので、地球の裏側で飢えている人の事を本気で心配するなど、自分にまったく関係のない存在でも、気にかけます。
太陽の弱者救済と「強制的変化、徹底性の冥王星」がスクエア(社会活動)。憑りつかれたような強迫観念から徹底的に弱者を救済。
綱吉が生まれた時、なんと冥王星(徹底的な大変動)は双子座(広報・伝令)にいました。
【徹底的に大変動させる(冥王星)・お触れ(双子座)】
まさに生類憐みの令(徹底した慈悲慈愛のお触れ)!そのまますぎる!!
魚座の目的の慈悲慈愛を、徹底的に社会に広報して大変動しま~す♪ということ。
綱吉は、犬を「お犬様」と讃えて極端に(冥王星)愛護(魚座)しました。
この究極の動物福祉は、太陽と天王星&海王星のスクエアでも説明できます。
海王星は「慈悲慈愛、弱者救済、社会福祉、思いやりに溢れた世界を作りたーい♪」海王星は魚座の守護星なので、強く出ます。
天王星は「エキセントリックで風変りなことしたーい!大革命をして常識をぶっ壊したーい☆」
トランスサタニアン3惑星そろい踏みで、「弱者救済」の太陽とTスクエアを形成。
Tスクの頂点の太陽星座の目的がトラサタ3兄弟のパワーで駆り立てられることになります。
思うに、この人の誕生は、救済や慈悲を必要とする弱者の潜在意識の願いが生み出したような気がしてなりません。
江戸には、10万から20万頭の犬を保護する、お犬様専用の御囲(おかこい)があったが、その広さは東京ドームおよそ20個分に及んだ。年間およそ100億円の犬の餌代は、江戸庶民から徴収されていたという。
太陽・冥王星スクエアは、カリスマ性や社会を服従させる力、実現力はあるが、
超人パワーが大爆発しちゃって、ダイナミック過ぎ、ほどほどのさじ加減ができず、強引さが出る^^;
綱吉が熱心に学んでいた儒学には人を生類の一位に置くという思想があるため、綱吉は決して人をないがしろにしていたわけではありません。生き物を大切にしつつも、生活のために殺生はやむを得ない漁師や猟師の仕事は公認されていました。
綱吉の、時代に先駆けたモノの考え方は水瓶座の水星だから。
常識や当たり前のルールを無視し、ゼロからの発想が得意。
奇抜なので、周りから「この人何言ってんの?」な目で見られやすいですが時代の2歩、3歩先を行くずば抜けた先見性や斬新で普遍性のある考え方に恵まれます。
現代がやっと追いついてきた動物福祉精神を、綱吉はとっくの昔に考えていたということです。
綱吉は「お犬様」といって人と平等に扱い、動物を格下に扱いませんでした。
水星みずがめ座とは平等、公平、博愛、NO差別、個性ウェルカムな考え方ですから、
動物の種類で分け隔てしないばかりか身分や人種にも決して差別をせず、
外国人を城に招き、好奇心を持って接していました。
綱吉に謁見したドイツ人医師「エンゲルベルト・ケンペル」は、自著のなかで
「徳川綱吉は偉大で優れた君主だ。父の良い精神を受け継ぎ、法を厳格に遵守し、家臣にも慈しみを持って接している。」
いっぽう、綱吉は、名家の出の者だろうが、数万石の大名だろうが、
同じ徳川家の身内であっても、
血縁や身分や立場の関係なく徹底した処罰を断行した。
(水瓶座は差別しない。血縁や身分、肩書きを重視しない)
将軍になったきっかけは、兄ちゃんの4代目将軍・家綱(いえつな)が重病になってしまった。
しかもあとつぎの子供がいなかったために、
急きょ、弟のツナが兄ちゃんの養子に入るというかっこうにして、5代目に就任。
「自分は先例のない状況で就任した将軍だ。よってこれまでの将軍の先例に従うつもりはない」と述べたとか。
この言葉も「既存の概念は無視☆」の水星水瓶ぽいし、
月と天王星オポなので家系が決めたルールには従わない。
みずがめ座は不動宮(ふどうきゅう)または固定宮(こていきゅう)と言って、スーパー頑固です。
その反面、維持力、安定性、不変の強さもあるわけです。
綱吉は動物だけでなく、社会的弱者を救済する法をいくつも打ち出しました。
江戸時代は、物を修繕して大事に使い、番傘やろうそくのリサイクルなどSDGsやサスティナブルで素晴らしい面もありましたが、人や動物の命が軽く扱われ、道端に人や動物の死体が転がっているなど【残酷で野蛮】な時代でもありました。(戦国時代の名残り)
当時、避妊方法がまだ確立されていなかったことや貧しさからの食いぶち減らしという目的で、捨て子や子殺しが横行していました。綱吉は、捨て子や子殺しを法律で禁止し、養育する費用のないものに代わって役人が子供を保護し、妊婦と子供を役所が管理。(水星水瓶は、他人の子も自分の子と等しい感覚)
これ、現代における赤ちゃんポストや里親制度じゃないですか!!
また、乞食にも救済の手を差し伸べ、(生活保護!?)囚人にも人間らしく扱うよう配慮し、行き倒れしそうな旅人も手厚く保護したのです。
何の罪もない庶民を新刀で試し斬りすることが横行していた残酷な江戸時代、
綱吉は「人の命が軽過ぎる。」と問題視し、生きるもの全ての命を大切にするべきだーっ!!!として、生類憐れみの令を制定したのです。動物全般を愛護しただけでなく、弱い立場の人を守る世界に先駆けた福祉政策でした。
それはまさに近代福祉政策そのもの。トンデモない先見の明の持ち主ではありませんか!
水星みずがめだから、そりゃ先見の明ありありです。
で綱吉はこの水星と水瓶座の火星が合な上に、冥王星からトラインで援護されているので、考えを行動に移すスピード感や実現力、説得力、頭の回転が凄いです。
論破王ひろゆきや、街頭演説が巧い山本太郎さんも水星と火星の合です。
(星座は違います)
半ば強引ともいえるお触れに誰も反抗できなかったのは、もし忠告したり進言してもツナに論破されてしまったからだと思います。水星水瓶、頑固だし。笑
また、火星も水瓶座ということで「不平等、差別、自由でないこと」には怒ります。
綱吉の金星は牡羊座です。新しい事を打ち出すのが楽しい。即断即決で、スピーディに物事を進める。
金星牡羊座らしい先駆者・開拓者精神が、前人未到、空前絶後の生類憐みの令によく表れています。
出生時刻不明なので月のアスペクトが不正確ですが、
もし月と冥王星が合なら、徹底的な感情の強さを持ちます。
怖いぐらいの執念深さやこだわり、しつこさ。
月と天王星オポジションは出生時刻に関係なく確定。
「常識」が大嫌いで反抗。型にハマることを嫌う。
非常識な行動を取るため世間から白い目で見られやすい。笑
誰に何を言われようが、我が道を突き進む。
オポジションは「対外的に影響する」という意味です。月は民衆ですね。
突飛な思いつきや行動により、私生活に刺激や変化を求め、大衆を振り回す。
年間100億円の犬の餌代は、江戸庶民から徴収・・・((;゚Д゚)))
・・・・・・・・・・・・・・
現場で大変だったのは下っぱの役人たちや町民だから、ツナの無茶振りは結構恨みを買ってたと思う(笑
けど、やりたかったことはすごくよく分かる、私は魚座なので自分の事のように理解できる。
電気も水道もテレビも新聞も建築資材もない、ないないづくしの発展途上の時代、
まともな衛生管理もできないのに、これだけの大きな事をするなんて物凄い勇気があった。(というか、やはり逆行天体なしなので、ストレートで天然気質w)
昔の人は、生年月日が正確でない可能性もありますが、
ここまで人柄をそのまま表してるチャートもないなと。
ウィキペディアの生年月日: 1646年2月23日←たぶんこれ正しいです。
生類憐みの令は彼が亡くなるまでの約20年間強、継続。
当時はワクチンが無かったため、63歳のとき、はしかで逝去。
死に際、新井白石(あらいはくせき)に「何とか生類憐みの令だけは残してほしい」と言ったそうです。
(太陽冥王星スクエア、水星水瓶座なので、思いが強固)
しかし、綱吉が死ぬと牡羊座の新井白石は、すぐにこの法令を廃止してしまいました。笑
なんで法令を受け継いでくれる後継者を作っておかなかったんでしょうか。
もうこういうツメの甘さ、脇の甘さが魚座っぽいわー 笑
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